いじめ対処法 - 1.「あなたのことは嫌いです」

いじめ

いじめる側は、”投影”によって 依存されている

いじめとは、なぜ起こるのでしょうか。
私は、嫌われているからいじめられているのだ、長らくそう思っていました。

ですが、いじめる側はある種、いじめられる側に依存している という場合があります。
そして、いじめられる側もその依存を許してしまっている節がある場合が多いです。

つまり、いじめる側はいじめられる側が好きだからいじめている
こういったことが起こりうるのです。

これは、心理学でいうところの ”投影” という現象が起こっている可能性が高いです。

いじめの原因は主に、抑圧した親に対する不満を無意識に抵抗してこない人にぶつけてしまう
といったことから始まります。
そうしているうちに、いじめる側をこころのどこかで、自分の親に重ねてしまうという現象が起きます。

このように、 目の前の相手を、心のうちで違う誰かに重ねてしまう という現象を、”投影”といいます。


ですが、この ”抑圧した不満” の中には親に愛されたいという気持ちが満たされない
という部分も含まれています。
いじめられる側の人は、ある種、自分の不満を聞き入れてくれる人 という形になってしまうのです。

その形が、常習してしまうと依存はより強固なものになり、いじめる側もますますいじめがやめられなくなってしまうのです。

いじめられる側は なぜ、抵抗できないのか

ではなぜ、いじめられる側はそのような相手の文句を、聞き続けてしまうのでしょうか。
そこにも、”投影” が、潜んでいることがあります。

いじめられる側は逆に、いじめる側をお父さんに重ねているかもしれません。
普段からお父さん(もしくはお母さん)にものを強く言われると素直に聞くしかないような状況が続いていると、条件反射のようにいじめる側にも同じような反応が起きてしまうのです。


根が優しくて言いたいことがなかなか言えない。そんな人がいじめられている原因はまさしくこれかもしれません。

この 負の連鎖を断つには・・・

この状況を断つには、いじめられる側が相手の不満を受け取ってしまう
ということをやめることです。
「あなたのことは、嫌いです」
と、伝えるのです。

いじめる側は、少なくともいじめられる側に受け入れてもらっているつもりでいる場合が多いです。
つまり、いじめているにもかかわらず、好かれているから受け入れてもらえているという勘違いですね。

この勘違いを気づかせてあげましょう。このようなことをしていたら嫌われる。
そんなことは当然なのですから・・・

実例

これは、私が過去によく起きていたパターンでした。
相手に嫌われたくないがために、いやがらせにも近いちょっかいを受け入れてしまっていたのですが、
ある日爆発して、相手に対して嫌いだ!!といってしまったのです。

その後、なんと多かったパターンとしては、関係が改善して普通に仲良くなる。というパターンでした。
人の心とは不思議なものです。

勇気がいる行動ですが、このパターンが当てはまる人はぜひとも試してみるとよいのではないかと思います。

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