あわてんぼう必見!発達障害グレーゾーンの仕事の探し方

発達障害

発達障害グレーゾーンを抱える人は、
仕事などで、能力がうまく発揮できなかったりして 問題を抱えがちです。

発達障害的な特徴を持つ人は、
仕事を探す上で注意するポイントがあります。

筆者自身、昔からADHDを疑われていた
いわゆる発達障害グレーゾーンです。

今回は、そんな私の経験や研究より編み出した
発達障害グレーゾーンなどをはじめとした
能力がうまく発揮できない人のための
自分にあった仕事を探す方法をお伝えします。

参考になれば幸いです。

自分に合った仕事の探し方 3ステップ

自分に合った仕事を探すうえで、気を付けるべきことが3つあります。
それは、以下の3つです。

  • やりたい仕事を探すのではなく、やったらダメな仕事を避ける
  • 自分の脳の特性で選ぶ
  • 自分の発達的特徴に合う仕事をする探す

以下で、詳しく解説していきます。

やりたい仕事を探すのではなく、やったらダメな仕事を避ける

これが仕事を選ぶ際に、一番重要な事と言っても良いかもしれません。

自分にできない仕事を選んでしまうことは、
能力が偏りがちな発達障害グレーゾーンは、絶対避けるべきことです。

そのために、まず自分の苦手な事を洗い出していくことが必要です。
3タイプに分けて考えましょう。

  • 協調力
  • 思考力
  • 体力

この3タイプで、苦手な事、得意な事を分けます。

この中で、苦手だと思う能力が特に必要な仕事は避けましょう。

例:

・協調力
工事など、細かな情報共有、打ち合わせなどが必要な仕事

・思考力
管理職、設計、など 段取りを考えたり仕切ったりする仕事

・体力
肉体労働、立ち仕事など、どうしても体力が必要な仕事。

自分の脳の特性で選ぶ

人の特性は、大きく2パターンで分けられます。

感覚派か、論理派 です。

感覚派は右脳優位、論理派は左脳優位 などと表現したりします。

簡単な診断アプリなどもよくあるので、そういったもので判断しても良いかもしれません。

右脳派、左脳派診断

右脳優位、左脳優位によって、得意なことの特性が変わってくるので
それをもとに向いている仕事を判断します。

左脳優位
情報を扱うことが、多い仕事

事務作業(書類作成、スケジュール管理など)
プログラマー
経理
設計
法律
税理士

など


右脳優位
感覚、雰囲気をつかむことが重要とされる仕事

例:
職人(工事、土木、とび、工芸品)
機械操作(ドライバー、機械オペレーター、フォークリフト)
工場作業員
テレフォンオペレーター
カウンセラー
接客業
調理師

など

自分の発達的特徴に合う仕事をする探す

発達障害の特徴を持つ人は、それにどうしても合わない仕事は
やはり避けるべき
です。

まずは、自分の特徴を洗い出して考えてみましょう。

特徴については、それぞれ個人差が大きいので
ご自身でもよく考えてみる必要がありますが
ここでもいくつか、例を挙げてみたいと思います。

大きく二つに分けて
ADHD的特徴、ASD的特徴 で例を挙げていきます。

ADHD的な傾向

  • 忘れ物が多い
  • ワーキングメモリが少ない
  • 計画的行動が苦手
  • 遅刻が多い
  • 早起きが苦手
  • すぐ慌てたり、パニックになる
  • 感覚過敏

ASD的な傾向

  • チームプレイが苦手
  • 空気を読むのが苦手
  • 共感が苦手
  • 打ち合わせが苦手(会話理解など)
  • 臨機応変な行動が苦手
  • 刺激の多い場所が苦手(うるさい場所、人が多い場所など)
  • 感覚過敏

仕事の内容や職場の雰囲気をあらかじめ、できるだけ確認し
こういった特徴が弊害にならないかを想像してみましょう。

以上3点が、発達障害的特徴を持つ人が仕事を探す上で
注意すべきポイントでした。

実用例

上記では、注意すべきポイントを3点お伝えしましたが
これだけでは、分かりにくいかと思いますので
筆者の実用例をすこし語りたいと思います。

一つのパターン例としてとらえていただければと思います。

筆者は、あまり出来がいいほうの人間ではなく ADHDを疑われるほどでした。
実際、アルバイトやインターンなどで雇用を切られてしまうこともありました。

筆者の特徴としては、

非常に右脳優位
音感がよく、楽器などが得意だった
器用さはないが、機械操作などが得意

逆に文字が苦手で、本を読むのがやたら遅い
文字情報だけで物事を理解するのが苦手
身振り手振りが多い

ADHD的特徴
ワーキングメモリが少なく、3つのこと以上を覚えていられない
忘れ物が多い、物の管理が苦手で必要なものが3つ以上あると、ほぼ何か忘れる。
計画性が持てない、手順が変わることが多いことが苦手で、効率性が悪い

ASD的特徴
打ち合わせが苦手 日本語の特徴である主語を省略する特徴に振り回され、会話がかみ合わない
         特に、3人以上の打ち合わせになると置いてきぼりになる。

チームプレイが苦手 周りが何をしようとしているのかを、上手くとらえられず
          行動が空回りしがち

感覚過敏 不快な感覚に耐えられない 著しく集中力が下がる
    (服の締め付け、水にぬれた感覚など、手や足に触れる感覚などなど、
     手に触れる部分だけ、やたらアルコールティッシュで拭くなどで対策)

仕事探しの例

事務作業、設計職などを経験したが
文字情報を扱うのが苦手だったため、ついていけなかった。

右脳優位なこと、体力的にはある程度ある方なことを活かし
解体業者で機械オペレーターをめざし転職。

工事では、打ち合わせが多くチームプレイ的な行動を非常に求められるため
上手く仕事になじめず、挫折。

以上のことから

  • 右脳優位的な仕事
  • チームプレイをあまり必要としない仕事
  • 手順や道具の種類が多くない仕事

この特徴がある仕事を探し
トラックドライバーに転職

現在、そこまで問題もなく仕事ができている状態です。

このように、自分の特徴をベースに考え
苦手なことを考慮した中で選択肢を作成し
試しながら仕事を探していくと
自分に合った仕事に出会えるかもしれません。

皆様が楽に生きることの参考になれば幸いです。

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