挨拶って・・・必要?
挨拶ってめんどくさい・・・。
できればしたくない。
そんなことを考えたことはないでしょうか?
私はあります。
長年の疑問でもありました。
実際に、挨拶をしない、という行動をすることはできませんでしたが
心理学的に理由を説明してみたいと思います。
人間には承認欲求がある
承認欲求というものを、聞いたことがありますでしょうか
若者の間でSNSなどで騒がれることもありましたが、そもそも承認欲求とは何なのでしょうか。
承認欲求とは ”存在を認めてほしい” という欲求です。
・単に、SNSでいいねがもらえないと落ち込んでしまう
・みんなに見てもらいたい
・有名になりたい
そんなイメージを持たれがちな、承認欲求ですが
実は、生きていることを認めてもらって安心したい という、
とても大きな意味合いを持つ欲求なのです。
・恋人と連絡がとりたい
・家族と近くにいたい
・誰かと話がしたい
こういったことで、生きていることを誰かに受け入れてもらい、安心感を得たい
というのが、承認欲求の本質です。
一般社会では、挨拶を行うことによって、お互いの存在を認め合うことで
承認欲求をみたし、職場にいることの安心感を得ている。といえると思います。
挨拶をしない、というのは
大げさに言えば、相手の存在を否定することに心理学的にはつながりかねないのです。
挨拶をしたい人 と 挨拶をしたくない人 の違い
では、なぜ挨拶をしたくない人がいるのでしょうか。
挨拶をしたい人 と 挨拶をしたくない人 にも、
同じく承認欲求はあります。
承認欲求の持ち方が違うのです。
◆ 挨拶をしたい人
・挨拶をすることによって、人に受け入れてもらいたい
・人に嫌われていないことを証明したい
・コミュニケーションをとるのがうまくなりやすい
◆ 挨拶をしたくない人
・人に受けいれてもらいたいが、受け入れてもらえないかもしれないことを考えがち
・受け入れてもらえないと傷ついてしまうので、不用意に人に近づかない = 挨拶をしたくない
・人見知りになりがち
どちらも、根底に人に受け入れてもらいたい、という欲求はあるのです。
挨拶はしよう
挨拶をしたい人 したくない人
どちらも等しく、人に受け入れてもらいたいという欲求はあるので
挨拶はして損はないといえます。
なかには、挨拶をされないことで、やたら怒る人がいます。
なぜ、そこまで起こるのだろうか・・・と考えたことがありますが
挨拶をしないということは、相手の存在を否定することにつながる
ということを知ると、怒る気持ちも少しわかる気もします。
(怒るのは、あまりよくないですけれども・・・)
挨拶は、承認欲求を適度に満たすことで
人間関係を円滑に進める効果があると、心理学的にも言えます。
お互いを承認しあって、円滑なコミュニケーションが取れるといいですね
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