インナーチャイルドについて、【簡単なワークを紹介】

ワーク

インナーチャイルドというものを聞いたことがあるでしょうか?
非常に概念的な考え方のものなので、理解するのが難しいかもしれません。

説明するのも、なかなか難しいものがあります。

しかし、インナーチャイルドは
自分自身への理解を深めたり、感情を理解するうえで非常に重要になります。

また、インナーチャイルドを癒すことで
現在の悩みや、自己肯定感の低さ、などを改善する効果を期待できます。

そんな、インナーチャイルドについて 解説をしていきます。

インナーチャイルドとは、自分の子供の部分


インナーチャイルドとは、”自分の心の中の子供の部分”です。

・・・・・・。はい?

ってなりますよね・・・。
これだけだとよくわからないかもしれません。

正確には、自分が子供の時にとらわれた記憶です。

子供の時の記憶、どのようなものが思い当たりますでしょうか?

あのときは、みんなで校庭を走り回っていた記憶がいっぱいあって、楽しかったなぁ!

あの時は、家に帰ってから遊んでる記憶が、多いなー

こういった記憶もあるかもしれません。

あのときは、いつも教室から遊んでる人を一人で眺めていた。

あの時は、周りになじめずに悩んでいた。

こういった記憶もあったりします。

そういった、記憶をもとに、インナーチャイルドは形成されていきます。
そして、その記憶は現在の自分の性格形成に大きく影響していくのです。

インナーチャイルドの見方

では、インナーチャイルドとはどのようにして見ていったら良いのでしょうか?

実際、なにも言われずとも見える人もいれば
頑張ってもなかなか見ることができない人もいます。

見るのにも、コツがありますので、
やり方とともに、解説をしてみたいと思います。

■ステップ1
子供の時の一番強い記憶を考える。
「幼少期の自分は何をしていますか?」

この質問で、即答できる人はすぐに見えます。

このときにどんな感情だったかに注目していきます。
この時の感情をいまだに引きずってしまっている、と感じるのであれば
それがあなたのインナーチャイルドです。

うまくいかなかった人は、ステップ2へ進んでください。

■ステップ2
2歳~3歳、 4歳~6歳、 小学生
それぞれの期間で、引っかかっているトラウマ、ショックだったことを考える。

うまく思い出せない人は、
期間を分けて考えてみましょう。ぼんやりとどんなことがあったっけなぁーと考えていると
ふっと出てきたりするものです。

出てきた中で、現在の自分の悩んでいる感情と、
似た感情になっている記憶はどれかを考えます。

一番あてはまるものが、インナーチャイルドになる可能性が高いです。

基本的には、小さいころ、幼少期の記憶がインナーチャイルドとして表れやすいです。

基本的には、小さいころの方がインナーチャイルドとして表れやすいです。

インナーチャイルドワークをやったほうがいい人

インナーチャイルドワークは、基本的に全員におすすめします。
誰でも、子供のころに受けた心の傷というものがあるからです。

そういった傷は、軽微なトラウマとして残り続け
未解決の感情として抑圧し続けることになります。

未解決の感情は、引きずり続けると
感情のコントロールがうまくいかなくなってしまうことがあります。

下記のような反応が起きてしまう人には、特におすすめです。

  • 誰かに否定されることに、過剰に恐怖を感じる
  • 人から受け入てもらえないことが怖い、すでに嫌われている気がする
  • 自分に自信がなく、自分を好きになれない

また、インナーチャイルドワークは自分一人で行うことができるので
セミナーや、カウンセリングのようにお金がかかることもありません。

インナーチャイルドワークについては、
動画などでガイドを入れてくれるものがあるので
そういったものを使うとよいとおもいます。

自分は、こちらの動画をお勧めしています。

超お手軽! 簡単なインナーチャイルドワーク

上記では、インナーチャイルドの重要性や
取り組み方を解説してきました!

とはいえ、インナーチャイルドワークというものは
ちゃんと取り組もうと思うと、それなりに大変なものです。

やる気が出ない
しんどくて続かない
一人になっていちいち瞑想のようなことをしていられない・・・。

こういった意見もよくあるようです。

そういった方におすすめの、お手軽なインナーチャイルドワークを紹介します。

ぜひ、やってみてください。

1.ダウナーな気分になる

インナーチャイルドワークに取り組むためには、
まず自分のインナーチャイルドを表に出さないといけません。
正直、それが一番しんどいんですよね・・・。わかります。

でも、インナーチャイルドは、ほっといてもたまに表に出てきます。
それが、ダウナーな気分の時です。

・寂しいとき
・悲しいとき
・誰かに抱きしめてほしいとき
・仕事に行きたくないとき、会社に行きたくないとき
・暴れて駄々をこねたくなる時

こういう気持ちは、普段は理性で抑えられていても
ふと、抑えきれなくなったりします。
インナーチャイルドが駄々をこねて暴れているのです。

こういうときは、インナーチャイルドを癒すチャンスです。

2.自分の胸をやさしく撫でる

自分の左胸、心臓のあたりを優しく、
子供をなでるようにさすりながら以下のような言葉を言ってあげます。
心の中にで言っても大丈夫です。
撫でる場所も、より落ち着く、しっくりくるところがあれば、胸のあたりじゃなくても大丈夫です。

・大丈夫だよ
・つらくてもいいよ
・寂しくてもいいよ
・悲しくてもいいよ
・一緒にいてあげるよ
・慰めてあげるよ

できる人は、小さい頃の自分を抱きしめて撫でているイメージをしてみてください。

自然と涙があふれてくることもあると思います。それで大丈夫です。
抑圧した感情を開放することが大事です。
泣けなくても大丈夫です。
泣かない程度に繰り返しやっていくことでも効果があります。

この時、言ってはダメな言葉があります。
それが以下のような言葉です。

・がんばって
・泣かないで
・寂しくないよ
・悲しくないよ
・つらくないよ

このような言葉は、感情を否定する言葉です。
インナーチャイルドワークで重要なのは、感情を受け入れることなので
感情を否定したり、違うことを求めたりすると逆効果になってしまいます。

3.気持ちが落ち着いたら、ゆっくりと深呼吸

このワークは、できたら自分のダウナーな気持ちが落ち着くまでやってあげてください。
できない場合は、時間の許す限りゆっくりと自分の気持ちを落ち着けてください。

段々と、自分の感覚を取り戻してながら、ゆっくりと深呼吸します。

手順はこれで終了です。

この方法であれば、場所、時間にとらわれず
空いた時間でできると思います。

インナーチャイルドワークは、自分自身が自分の子供の部分の親になる ということが重要になります。
ぜひ、自分という子供を育てなおすつもりで、存分に甘やかしてあげてください。

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