愛着障害とは
近年ひそかに、注目を集めている。
愛着障害についてご存じでしょうか?
愛着障害は、非常に多くの問題を引き起こします。
多くはDVの問題や、親子の問題としてしられることが多いようですが
それだけではありません。
愛着障害は、自己肯定感を著しく下げます。
それが起因となって様々な問題を起こすのです。
愛着障害が引き起こす問題
- 人間不信
- 恋愛関係
- 挑戦心の欠如
- 精神不安(メンヘラ化、引きこもり)
- ひどい場合には、希死念慮を抱く
自己肯定感が低いことは、非常に大きい問題になりえるのです。
なぜ、愛着障害という名前なのにこんな問題がおきるのか・・・?
愛着とは関係ないじゃないか、と思われるかもしれません。
愛着障害という名前自体が、誤解を生みやすいのですが
愛着とは、自分自身の心のうちで持つシェルター のようなものです。
愛着とは、親から子に受けるもの・・・・
つまり、自分自身への愛着となります。
愛着障害の原因
愛着は、1歳~3歳ほどの過程で、精神に形成されるといわれています。
この、愛着がうまく形成できなかった状況を、愛着障害といいます。
愛着障害の原因は、以下のようなことと言われています。
- 親からあまり愛されなかったと感じている。
- ほっとかれる時間が長かった
- 一貫性がない子育てをされた
そして、これを読んだとき
多くの人は、自分には当てはまらないな と思うはずです。
しかし、これらのことは非常に複雑で
愛着障害に当てはまる人も、親からは愛されていたと思うということが多いです。
社会問題化する愛着障害
愛着とは結構シビアで
忙しくて、泣いていてもほっとかれることが度々あったり、
日々の生活で忙しくてつい、八つ当たりのように叱ってしまったり
いつもであれば怒らなかったようなことで起こってしまったり
そういったことでも、子供の心にはトラウマとなり
愛着に傷を残してしまうことがあります。
しかし、近年さらに忙しくせざるを得ない現代社会では
これらのことが全くないということのほうが珍しいと思います。
私は、ほとんどの人間が愛着に多少の傷があるのではないかと思っています。
現代では、人間関係が希薄になったり、結婚率が減ってしまったりということが騒がれていますが
一部では、この愛着障害が起因しているのではないか、とも言われています。
もし、あなたが 特に意味もなく
自分への自信が持てなかったり、周りの人との関わりがうまくできないということがあるようでしたら
一つ、愛着障害に興味を持ってみると、解決の糸口になるかもしれません。
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