境界線の引き方 【周りの感情に振り回されない方法3つ紹介】

日常疑問

なぜか感情が安定しない・・・なんてことはないでしょうか。

SNSでネガティブな投稿を見て、気持ちが落ち込んでしまったり

自分には関係ないはずのことでも、まるで自分のことのように落ち込んでしまう。

それは、周りと自分との間に、
しっかり境界線(ボーダー)が引けていないことが原因かも、しれません

今回は、周りと感情の境界線をちゃんと引けるようになることの重要性。

そして、境界線の引き方を解説したいと思います。

境界線とは

簡単に説明すると、

自分は自分、相手は相手。

という考え方です。

いや、それぐらい誰でもわかるだろう!
と言われてしまいそうですが、
無意識化でいつのまにかわからなくなってしまうということがあったりします。

オーストリアの精神科医 マーラー の分離ー個体過程では
3歳までに、自分と他人の違いを覚えてくというような理論が提唱されています。

境界線が引けていないと、どうなるのか

以下のようなことが起きているひとは

境界線が引けていないかもしれません。

  • 同僚が注意を受けていて、なぜか自分まで気分が悪くなる。
  • SNSなどでネガティブな発言をや情報を見て、自分まで気分が落ち込む
  • 愚痴などを言っている人をみると、気分が落ち込む

要するに、他人の感情に自分の感情振り回れている状態です。

ではなぜ、他人の感情に振り回されてしまうのでしょうか。

それには、抑圧している感情が関係してきます。

相手の感情に、抑圧した感情が反応する

周りの、ネガティブな感情にひっぱられてしまうのは

もともと自分でも同じような感情を持っていて、それを抑圧していることが原因です。

  • これをしてはいけない! こうあるべきである! というような自分への厳しさ(べき志向)
  • 自分はダメなやつである、という思いう思い込み。自信の無さ
  • 悲しい、寂しい、つらい、生きずらい、イライラするという感情
  • 周囲に合わせなければならない!と自分を縛っている

いくつか、例を挙げて解説してみようと思います。

文句を言っている人を見て、イライラする

⇒自分もつらいことがいろいろあるけれど、文句や愚痴を言ってはいけないと思っている。

■愚痴を言う人に、なんだかイライラしたり、気持ちを暗くさせられる。

⇒自分でも、しんどい、つらい、悲しい、という気持ちを隠し持っているが
 それを感じてはならない!と感情に蓋をしている。

■好き勝手に行動している人をみていると、イライラする。

⇒周りに合わせなきゃいけない!周りの目が怖い、という感情を隠し持っている。

こういった、

自分で蓋をしてしまった感情のが解放してる人を見ることによって、

反応して表に出てこうよしてしまうのです。

そして、その感情が自分が原因なのか、相手が原因なのか
わからなくなってしまうのです。

こういった状態を、境界線が引けていない状態と呼んでいます。
ひどい状態になると、境界性パーソナリティー障害に該当してしまいます。

境界線の引き方 -周りの感情に振り回されない方法3つ-

では、どうしたら境界線をしっかり引いて

周りに感情を振り回されずに済むようにできるのでしょうか?

その方法についても解説していきます!

しかし、感情というのは生き物です。

もはや生理現象にも近い部分はあるので、致し方ない部分もあります。

ですが、練習をしていけば、ある程度コントロールはできます。

それでは、やっていきましょう!

他人の感情に振り回されない方法 3つ

  • 目の前の事実だけを見る
  • 相手の目的を考える
  • 問題点、最大リスク、解決策

コツは、相手の目線で考えてみることです。

◇目の前の事実だけをみる

人はどうしても、感情が大きく動くと、
目の前のことより自分の感情ばかりを追ってしまうものです。

しかし、いったん冷静に、目の前に起きていることを整理しましょう。

怒られているのは、自分じゃないのに、自分がつらくなる

⇒同僚が何かのミスをしてしまい、注意をされている
 そのミスに、自分は関係していない
 自分に責任がかかる部分はない

SNSなどでネガティブな発言や情報を見て自分まで気分が落ち込む。

⇒SNSで、誰かがつらいことでもあったのか、愚痴を言っている。
 その出来事に、自分は関係していない。
 大変なことがあったなら、愚痴が言いたくなるのも仕方ないかもしれない。

◇相手の目的を考える

ひとの行動には必ず、動機、目的があります。
そこを考えてみましょう。

・同僚を怒っている上司の動機、目的

⇒同僚にちゃんと仕事をしてほしい
 ミスをなくしてほしい
 職場の仕事がスムーズに回るようにしたい
 部下がちゃんと仕事をしていないと、偉い人に見られたときに自分が怒られる。

・SNSで愚痴を愚痴を言っている誰かの動機、目的

⇒文句、愚痴が言いたいけれど、誰かに聞かれたくはない。
 生身の自分はキレイでいたいけれど、感情を抱えきれないので、誰かに愚痴を聞かせたい。
 怒り、イライラを出せる場所を欲しい。

目的、動機を考えると一つ、分かることがあります。

誰かを傷つける目的で行動をするということは、無いということです。

もちろん、あなたを傷つけたいわけでも無いはずです。

そもそも、関係があまりないので当然ですね。

そう考えると、少し冷静になれませんか?

◇問題点、最大リスク、解決策 を考える。

今起きている出来事、
その問題点
最悪の場合にどうなるのか

これを考えていきましょう。

・同僚が上司に怒られている

問題点   うるさい、仕事がしにくい、いやな気分になる。

最大リスク 今日一日、仕事がしずらい環境なのかもしれない

解決策   耳栓をする、上司に気を使ってもらうように言う、転職する

問題点としては、仕事がしにくいことですね。
特に損失が出るわけではないです。
とはいえ、一日仕事が死ずらいのは耐えられないですね!


対策としては、正直あまり有力なものはないですが
上司に仕事がしにくいと言うのが、一番良いかもしれませんね。

・SNSで誰かが愚痴を言っている。

問題点    見ると嫌な気分がする、気持ちが引っ張られる。
最大リスク  暗い気持ちになる。
解決策    そのアカウントをミュートする、SNSをやめる。

問題点としては、単純にみると気持ちが落ち込んでしまう、ということ
最大リスクは、しばらく間気持ちが暗くなることでしょうか・・・?
回復には個人差がありますね。
解決策は簡単ですね、そのアカウントをミュートしてしまうか、SNSをやめるこです。

ここからわかることは、
本当に辛かったらいくらでも逃げる方法があるということです。
(とはいえ、SNSに依存をしてしまう場合もあるので、簡単でないこともあります。)
なので、まずは自分を責めずに、本当に嫌になったらいつだって逃げれる
ということを忘れないことです。

冷静に見るには、分析をすること

このように、出来事を分析していくとで
自然と、心意的に距離を取ることができるようになります。

心意的に距離を取ることができれば、感情を振り回されることも少なくなると思います。

こういった考えは、論破王で名高いひろゆき氏がよくやっています。

彼は、非常に境界線の引き方がうまいですね。

ひろゆき氏の動画などで、考え方をコピーすることで
境界線の引き方の訓練になると思います。
(筆者も、これで境界線の引きかたが、うまくなりました。)

また、抑圧している感情が、強ければ強いほど
こういった反応は起きやすくなってしまいます。

そういった場合は、自分を掘り下げるためのセルフカウンセリングなどを
やってみるといいと思います。

以上、皆様が楽に生きることのお役に立てれば幸いです。

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